ある日の五井先生
【「ある日の五井先生」清水 勇 著より】
背後の存在
話は変わって、次のケースは前述の高級な背後霊の場合とは全く逆の、良からぬ背後霊(悪霊)が憑依した事件です。
市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部のバルコニーからクーデターの決起を促す演説をした後、割腹自殺を遂げた作家の三島由紀夫のことです。一九七〇年(昭和四十五年)十一月のことでした。
五井先生は、「あれは他殺だよ。背後から抱きかかえられるようにして切腹させられたんだよ。だいいち一介の小説家が切腹なんてできるわけないよ」とおっしゃいました。
三島の切腹はためらい傷さえない見事なもので、腹部の傷は異常に深く長かったそうですが、それは背後の霊が三島の肉体を使って切腹したからなのです。そういえば明治天皇のあとを追って殉死した乃木大将でさえ、切腹の際のためらい傷があったと言われています。
タレントの丸山明宏(現在の美輪明宏)は、事件が起こる前、たまたま三島由紀夫と対談した時に、三島由紀夫の背後に一人の軍人がいるのを霊視していたのです。
事件後に丸山明宏はその軍人について詳しく語っていましたが、たしか二・二六事件の首謀者の一人で反乱罪のかどで銃殺されたある将校だったそうです。
国家改革を叫んで決起したのですが、重臣を殺害したことで天皇の怒りに触れ、逆賊の汚名を着せられ、天皇を恨み、国を恨んで死んでいったのでした。つまり、その軍人の激しい思想と三島由紀夫の激しい思想が波動的に一つになった結果、発生した事件だったのです。
すべては波動です。同調したものが流れてきます。
関東地区で1チャンネルに合わせればNHKテレビが映ります。4チャンネルだと日本テレビが映ります。高い神霊の世界にチャンネルを合わせるか、低い幽界、地獄界に合わせるかによって、その人の生き方、運命は大きく変わってくるのです。
く
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