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2015年11月28日 (土)

『神と人間』について2


感想
  

人間とは、目の前に見えている海に浮かんでいる氷山がすべてではなく

海の下にその何千倍もの大きさが隠されているように、肉体人間も本当の人間

のほんの一部でしかないのです。

もっとわかりやすく言えば、人間は目に見える波動の粗い肉体界だけではなく、

想いの世界である幽界、幽界よりも波動が細かく守護霊の住んでいらっしゃる霊界、

そして天国と言われている神の世界である神界にも同時に住んでいるのです。

実際に寝ているときなどは、意識(本体・魂)は肉体界を離れ、霊界に行ってい

るのです。

「目にみえる世界(肉体界)しかないんだ」 と決めつけ、信じず、狭い世界だけで生

きることは非常に不自由であり、自らの可能性を限定することになり、自分の本体

を知らずに死んでゆくことはなんとももったいないと思うのです。

私は下記の文章を読んで、アンデルセン童話 『みにくいアヒルの子』 を思い出しました。

童話は真理を説いているものが多いのです。

私なりに解釈すると美しい白鳥の子であるのに自分はみにくいアヒルの
子であると

信じ込んでいた。

これは本当は自分がパーフェクトな素晴らしい神の子であるのに、ダメでどうしようも

ない肉体人間だと思い込んでしまったことに非常に似ているのです。

空を自由に飛べる羽根を持っているのに、「この羽根は飾りであり、何の意味も無い」

と思い込んでるのと同じです。

人間の素晴らしさの真理をわかっている人は、本当の幸せをつかむことができるの

ですが、知らない人は、不幸のまま肉体界を去ってゆく。

それくらいの違いがあるのです。

前置きが長くなってしまいました(笑)

それでは、本文をお読みください。






人間とはいったい、いかなる者であろうか。
 

この問にたいして、はっきりかくかくの者であると答え得る人ははなはだ

稀なのではあるまいか。

 
一見なんとなく考えすごしてしまうこの問が、人間世界の幸福を創りだす

最も根底になる問題であり、最もむずかしい答なのである。
 

人間とはいかなる者か、我とはいったい何か、これがわかった時、その人

は永遠に救われ、多くの人間がこの問に答え得る時、人類は救われ、地上

天国の実現が見られるものである。
 

今迄に幾多の哲人、宗教家がこの問題に立ち向かい、あるいは百パーセ

ントその問題を解明し得て覚者となり、あるいは半ば知り得て学者となり、

あるいはみずからの肉体生命を断ち、あるいは唯物思想家、唯物行動家

となって、世界をますます混乱せしめた。

 
かくて人間の本性を知り得た人が時代別にすると僅少であったため、現在

にいたるまで人類は混迷をつづけてきたのである。


私はここで、ひとまず、私の信ずる、救われに入る人間観を、簡単に述べて、

しだいに本題に入ってゆきたい。
 

人間は肉体のみにあらず、肉体のうちに、生命となって活動している何かが

ある、と認識して、そうした方向に生きている人。

それは天国への階段を一歩踏み出した人である。



人間は霊が主であり、肉体が従である、という思いに入った人。

これは同じ階段を二歩、三歩昇った人びとである。

人間は神によって創られた者であって、あくまで神のしもべである、と、こと

ごとに神の審判を恐れつつ、しかし行いを謹んで神にすがっている人々、

この人々は、真の人間観からいまだ遠いが、他人を傷つけぬ場合は、天国

の階段を昇り得る。
 

人間は神によって創られた被造者であるが、神は愛であるから、愛の行いを

積極的にしていれば、決して自己に不幸はこないのである、と確信している人。

この人も天国の階段を昇っている。
 

神のことも、霊のことも、特別に考えぬが、ただ、ひたすら、素直な明るい気

持ちで、愛他行ができ、しかも、神仏の存在を信じ、あわせて、この地上世界

が必ず善くなることを信じて生活している人、この人は天国の住者である。
 

人間は霊であり、肉体はその一つの現れであって、人間そのものではない、

人間とは神の生命の法則を、自由に操って、この現象の世界に、形の上の

創造を成し遂げてゆくものである、と識って、それを実行している人。この人

は覚者であって、自由自在心である。即ち、個の肉体を持ちながら、みずか

らが、霊そのものであることを自覚し、その霊とは神そのものの生命である

ことを識り、神我一体観、自他一体観を行動として表現してゆく人、例えば、

仏陀、キリストの如き人々である。



                     つづく



        

            『神と人間』 五井昌久

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