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2014年3月10日 (月)

良寛さんという偉いお坊さんがおられました


 
昔は偉いお坊さんがたくさんおられたのだと思います。

真剣に宗教を学び、真剣に人を救いたいと思った

そして、そのために自らが悟りの境地に至るように努力をした

法然さんしかり親鸞さんしかりなのですが、良寛さんも素晴らしいお坊さんでした。

私たちは、自分に都合の悪いことや理不尽なことを言われたりやられたりすると

すぐに相手を責めてしまいます。

批判、非難、評価をしてしまいます。

しかしそれは間違っている

自分が今相手にやられていることはすべて過去や過去世で自分が相手にやったことが返

ってきているのです。

仏教でいうところの因果応報です。

原因があるから今に現われている結果がある

自分が悪く言われたり理不尽なことをされる原因を過去に作っていたのです。

だから相手を恨んだり憎んだりすることはすべて間違いなのです。

それが真理です。

良寛さんは、どんなことをされても相手を恨むことがなかった。

それは悟ってから後のことなのかもしれません。

しかしそれによって自由自在心になったのです。

不動心になったのです。

私たちもそんな境地になりたいと思うのです。




ある時、一人の船頭が良寛の心を試みようとしたのか、船から良寛を突き落とした。

すると良寛は落されたまま、手足をばたつかせもせず、フワリフワリと水の上を流れてゆく

ではないか。

その様子に船頭のほうがあわてて、水から救い上げて、平謝りにあやまったが、良寛は自

分が落されたことを知っていながら、ニコニコしつつ船頭に心からお礼を言った━

落されることも仏のおぼしめし、救い上げられたことも仏のおぼしめし、落された恨みはな

いが、救い上げてくれた仏の代理の船頭さんには、いくら感謝しても感謝しきれないもの

が、この時の良寛さんにあったことなのでしょう。

これ程におまかせに徹していれば、何ものにも恐れず、何事にもあわてることがないでしょ

う。

 

          「日々の祈り」 五井昌久 白光出版





 

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