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2014年1月10日 (金)

ありがたいもの


 

苦しみが教えてくれる幸せ


 

ある卒業生が、三年ほど入院し、ようやく外出許可がもらえた時、

「今の私はあたりまえがすべて輝いて見えます」 という手紙を書いてくれました。

その人は苦しみを通して、あたりまえはあたりまえではなく、ありがたいものであることに気付き始めたのです。

飽食の時代、ものが溢れる中で生きている私たちは、ものがあるのはあたりまえだと思っています。

「いつまでもあると思うな親と金」 といいますが、失ってしまう前に、あたりまえの価値に気付いてほしいのです。

今、有るものは有り難い、あることはむずかしいものだと気付いてほしいのです。

そうすると人間幸せになります。

幸せとは、よいものに囲まれている時に存在するからです。

そして幸せは、客観的に何があるか、どういう状況にあるかだけではなくて、それをありがたいと見るかどうかにかかっています。

あたりまえではなくて、ありがたいものだと気付けば、幸せの度合いは高まります。

往々にして苦しみは刺激となって、それまでの弛んでしまった自分に、あたりまえを輝いたものとして見せてくれる効果を持っています。

苦しみそのものを決していいとは思いません。

しかし人間は不完全です。

不完全な者には必ず苦しみがあります。

強い(本当に芯の強い、雪がどれほど積もっても、たわみこそすれ、折れない竹のような)人間になるためには、逃げないで苦しみを受け止め、それを土台として、苦しみさえも愛せる愛への成長を遂げていくことが大切なのです。


 

 「面倒だから しよう」 渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)  幻冬舎




 

 

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