ほんとうの自分って何処にいるのだろう?
ほとんどの人は肉体の自分、今鏡に映っている自分、そして周りにいるみんなに見られている自分が本当の自分だと思っています。
つまり目に見えている自分しかいないと思っている。
心というものも肉体にくっついているのであって、肉体が無くなれば(死ねば)、心も肉体と同時に消滅すると思っています。
だがしかし昨日もテレビで放映されていたのですが、脳(肉体)と心は違うのです。
肉体(物質)が無くなっても、肉体界を去っても、幽界、霊界、神界で生き続けるのです。(永遠の生命)
仏教で肉体界を去ることを他界というのも他の世界(幽界、霊界、神界)へ往くということです。
死ぬことを往生(おうじょう)するというのも、生きて往く(魂、心が)ということです。
人間は死ぬ(肉体界を離れる)と幽界へ行きます。
そして想念(心)の重さによって、幽界でとどまるか、霊界に行くか、神界に行くかが決まるのです。
つまり肉体界を離れるときに、スッキリしているかどうかです。
恨みが残っていたり、心残りがあったり、肉体(界)へ執着があったり、死後の世界のあることを理解していなかったら、霊界や神界へは行けずに迷いの世界である幽界でさ迷いつづけるのです。(そして肉体界に悪影響を及ぼす)
本当の私たちはどこにいるかというと神界にいるのです。
神界とは天国であり、本心のあるところであり、宇宙でもあります。
パーフェクトな素晴らしい自分がいる場所であり、すべてが調和し愛に溢れた場所なのです。
ですから本当の自分はそこにいて、そこから霊界、幽界を経て肉体界に降りて来ているのです。
どうして素晴らしい神界の自分がそのまま肉体界に降りて来ないかと言いますと、幽界(幽体)が汚れてしまっているからです。
何度も輪廻転生しているうちに、神界・霊界と肉体界の間の隙間(幽界)に業(カルマともいう)、つまり間違った業想念が溜まって、神界からの光が曇ってしまったのです。
人間とは天地を縦に貫く光の柱なのに、神界(宇宙)に意識が無く、横ばかり(他人や欲望)に意識が行って、光が弱くなってしまったのです。
今こそ私たち人間は、
「私たち人間は肉体界だけに生きているんではないんだ、本当の自分は神界にあるんだ、自分は天地を貫く光の柱なんだ、肉体界の出来事はすべて仮の世界での出来事で過去世のものが映って来ているに過ぎないんだ、消えてゆく姿なんだ」
「現われて来ているものに把われず、振り回されず、意識を本心のある天に向けていれば、天のエネルギーがそのまま入って来て、今の自分よりももっともっとすばらしくなるんだ、本当の自分になれるんだ、なぜならば自分は神の子だからだ」
ということに気づかねばなりません。
もうその時期に来ているのです。
意識を宇宙のまん中に向けてみてください。
きっと本当の自分がそこにいる感覚をつかめると思います。
そこからすべてのメッセージが届くのです。
そのメッセージは本当の自分からなのです。
宗教の道というのは、永遠の生命を自分のものにする道なのです。
肉体の人間というのは永遠ではなく、五十年八十年の生命です。
近頃長生きの人が増えましたけれど、大体百以下の生命です。
ところが実際の生命というのは永遠なのです。
永遠不滅なのです。 生き通しの生命なんです。
これは肉体にいるとなかなかわからない。
しかし霊覚を得たものにとっては、永遠の生命であることがわかるわけです。
私どもはつねに神々の生命と交流し、自分の本体がどこにいるかわかっています。
肉体でこうしてしゃべっている自分がおります。
しゃべらせている私もいるわけです。
ズーッとズーッと高い所に、五井先生がおって、白髪であごひげの長い先生がいるんです。
衣冠束帯(いかんそくたい)の恰好をしている時もあれば、白髪三千丈ではないけれど、眼光けいけいとした大きな先生もいるわけです。
よく村田さんの 『霊界通信』 に、霊界へ誰か行くと、白光燦然として光の中から五井先生が現われます。
五井先生って肉体に生きているのに、どうしてあっちにいるのかしら、と思うけれど、あっちにもいるんです。
あっちが本物で、こっちは偽物じゃないんだけれども、こっちは分生命なんですね。
向こうは神界におりますから、こうこうと輝いて宇宙世界を照らしているのです。
その神界の光波ズーッと肉体にきて、肉体界の代表として五井昌久という人がここにいるわけなのです。
いうなれば、天地をつなぐ光の柱です。 天と地をつなぐものの、今この私が中心になっているわけです。
皆さんも実は天地をつないでいるのです。
誰でも彼でも、天と地をつないでいるのだけれども、天の自分がわからない。
てんでわからない(笑)。
わかっている人も大分あります。 いわゆる消えてゆく姿の肉体生活にあんまり把われないということは、それだけ天の自分に還っているわけです。
肉体にいながらも、天の自分の中に住んでいる、そういう人が多くなればなるほど、この地球世界は立派になるわけです。
「永遠のいのち」 五井昌久 白光出版
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