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2013年9月 4日 (水)

本当に素晴らしい人とはきっとこういう人をいうのでしょう 2

 

不動心であるとか平常心の人がいると言っても、自分を泥棒呼ばわりされたり、いわれのない暴力を振るわれたりして、果して何人の人が平静に保つことが出来るでしょう?

おそらく、皆無と言ってもいいと思います。

人間智では考えられないからです。

相手を責めるでもなく、一つ前に日記に書いた宇右衛門さんのように、今自分が相手にやられていることは前世で自分が相手にしていたことなんだと、自分が前世で盗んでいたに間違いない、相手を咎めていたに違いない

だから今逆の立場になって現われているんだ

それも信仰に対して一切の疑いの余地がないのです。

100%因果応報(仏教の教え)を信じている

自分が原因を作って(過去世において)、それが今報いとして自分が受けている。

だから今生では、何の記憶もなくても、濡れ衣であったとしても、冤罪であったとしても、潔くそれを受けている。

なにもそこまでしなくても、自分の過去世にまで責任を持たなくてもいいのではないか?

そう思いますよね。

だがしかし、日常生活を送っていると、理不尽な事が多いのです。

割の合わないこと、頭では理解できないこと、納得できないこと、許せないこと・・・etc が

まかり通っているのです。

だから苦しんでいる(特に人間関係)、なんとかしようとしている、解決策、気持ちの切り替え方法が見つからなくて悩んでいるのです。

それは、物事を単発で短いスパーンで見てしまうからです。

前世を加えて観て観なければ、現われる現象の因果関係は、絶対に理解出来ないのです。

納得出来ないのです。

そして、真理をひも解いて納得出来たとしても、そこからもう一つ自分の意識を上げて、水に流すこと(相手や自分を赦す、消えてゆくものとして流してゆく)が大切なのです。

そしてその後は何事もなかったかのように明るく振る舞う。(素晴らしい!)

今の人間たちに求められている “生き方” はこれだ!
 

と思っているのは私だけでしょうか?

いいえ、皆さん自分がそうありたいと思っていると思うのです。

どんなときにも不動心でありたい、どんな人も愛せるようになりたい

それは人間共通の願いなのです。

私は宗教というカタチではなくても、真理を知るということは

人間にとってとても大切なことだと思うのです。

では、もう一つ宇右衛門さんの心温まる出来事を本の中から抜粋致します。

 





或る年の冬、宇右衛門の息子の嫁で、わがまま気ままの一家の手に負えぬ女が、宇右衛門の物の言い方が悪いといって、庭にあった横槌を取って舅に投げつけました。

その槌は宇右衛門の額に当ってたくさんの血が流れました。

側にいた温厚な息子もさすがに腹を立てて、お前のような女房は離縁すると門口へ引き立てて行きますと、宇右衛門はびっくりして、我が子の袖を引きとめ

「この親父が悪いのだ」 と言って謝ります。

息子は 「とんでもないお父さんが悪いのではない。 お父さんに手をあげるようなこんな不幸な嫁は、切り刻んでも腹の虫が納まりません。 何故お父さんは、こんなわがままな嫁をとめるのですか」 と申しますと、宇右衛門は涙を流しながら

「うちでさえ辛抱の出来ぬわがままな嫁がよそへ嫁入って一日も辛抱できるはずがない。 この家を追い出されては、この嫁の身の置き所がなくなってしまう。 おれさえ辛抱すれば大事にならず納まるだ。 不心得嫁を貰ったのはそちの不幸せ、私の因縁の悪いせいじゃ、何事も勘忍せよ」

とかえって息子をなだめ、お仏壇に参りお光をあげ、念仏を唱えて明るい顔をしていました。

流石の嫁もこの宇右衛門の深い愛に感激して、大いに後悔してあやまり、その後はうってかわった孝行な嫁となったのであります。━


この話なども、全く恐れ入ってしまう程、み仏の心に徹しています。

私の常に説いている、すべては過去世の因縁の消えてゆく姿、ただ在るのは神仏のみ心だけなのだ、という真理そのままの生き方をこの宇右衛門さんはしているわけです。

それがわざとらしくするのでもなく、気張ってするのでもなく、その場、その時々の出来事を、自然に光明化してゆく、無為にしてなす、という行為を、宇右衛門さんはいつの間にか体得してしまっていたのであります。





          
「生きている念仏」 五井昌久 白光出版



 

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