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2013年5月17日 (金)

偉大な親、先生は子に果因説を語っている 2

  

「好きなものには何にでもなれる」

 

勉強せずとも叱らなかった母の口癖
 

イラストレーター みうら じゅんさん

授業中、教師の話をほとんど聞かず、宿題に手を着けようともしなかった小学校時代。

当然、成績は人に自慢できるものではなかったのですが、母は

「あんたはできる子。将来、好きなものには何にでもなれる」 と口癖のように言っていました。

「親が勉強しろと小言ばかり」 と嘆き合う友達の話が、私には信じられなかった。

家で漫画を読んだり、ずっとテレビを見ていたりしても、母から叱られた記憶など全くありません。

ギャグ漫画で知られる赤塚不二夫さんの作品にのめり込み、漫画家になる夢を抱きました。

しかし、小学校高学年になって石ノ森章太郎さんが書いた 「マンガ家入門」 を読み、「世の中はそんなに甘くない」 と思い知らされました。

繊細なペン運びの難しさや、あれほどの大家が作品を出版社に持ち込んでも採用を断られたといった現実を知り、自分には才能がないと諦めかけたのです。

「漫画家になろうと思えばなれる」 と繰り返す母に 

「簡単に言うな。分かってたまるか」 と反発しても 「そんなことを言うのは本当に好きでない証拠」 と取り合ってくれませんでした。

高校に入ってからは歌手の吉田拓郎さんに憧れ、ギターを始めました。

自室に閉じこもり、フォークやロックといった自分なりの楽曲を作っていたある日、作曲する際の音が漏れていたのでしょう。

母が台所で夕食の支度をしながら、そのうちの一曲を口ずさんでいるのを聞きました。

「恰好良く反体制の思いを込めたつもりなのに、母が歌うなんて」 と赤面した私に言った言葉も

「いい曲。音楽家になれる」 でした。

活発な性格の母は、車を運転する女性が少ない時代に免許を取得したり、洋裁の学校に通い始めたかと思うと教室を開いてみたり。

「物事を好きになれば、できないことはない」 と心から信じているのでしょう。

思いつきのように進学した美術大に在学中、月刊誌で漫画家デビューしたのも、その後に小説やCDを出版することができたのも、知らず知らず母の “呪文” にかかっていたから。

思いを否定されていたらどれも実現しなかったはず。

「何にでもなれる」 というのはある意味では真理。

頂点に立つことを義務付けなければ、好きなことを仕事にするのは難しい話ではないのかもしれない。

最近、母と旅行した時も

「あんたは、やればできる」 と励まされました。

もう55歳なんですけどね。

 



  2013年5月17日(金)日経新聞夕刊 学びのふるさと より抜粋



 
  

  
感想

 上記の文章の中で

頂点に立つことを義務付けなければ、好きなことを仕事にするのは難しい話ではないのかもしれない。

とあるのですが、私もまったく同感なのです。

なにも多くの人に認められているものだけが本物ではないと思うのです。

人に喜ばれ、必要とされ、ましてやそれが自分の好きなものであれば、神さまはきっと食べていけるようにはしてくださるはずです。

それは、人の役に立っているという宇宙の法則に乗っているからです。

これからは好きなことをやって生きていける時代になるのです。

なんと嬉しいことではありませんか



   

 

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コメント

コメントありがとうございます。 happy01

そうですね、確かにチャンポンになっていますね(笑)。

このブログは五井先生の教えなのか 書かれている方の考えなのかわからなくなりますね。

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