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2013年3月11日 (月)

金メダルを取るのは目的ではなく、目的はその向こうにある 2

 

金メダルを取れなかった理由

  

ラフティングと競技をご存知でしょうか?

ラフティングというのは川の急流をボート(ラフト)で下るというスポーツで、年々競技者が増えてきています。

六人一組で行なうチームプレイなのですが、他のスポーツがそうであるように、日本人は体格やパワーの面でどうしても外国勢に劣ります。

そこで日本はチームワークで勝負しようという話になり、技術面を磨き上げ、実際に技術的には世界トップクラスになったのです。

ところが、世界大会ではいつもいいところまで行くのですが、優勝まではなかなかたどり着くことができません。

もはや技術面では限界がある。 鍵は技術ではなく、メンタル部分なのでは?

そう考えた監督の紹介で、ラフティング日本代表チームをキャプテンとして率いていた池田拓也さんのコーチングを担当することになったのです。

池田さんはとても素直でやる気を感じさせる方でした。

ただし、キャプテンとしてどうチームをまとめていくかの焦点が定まっていなかったのと、ビジョンが弱いために、優勝した時のイメージがリアルに描けていなかったというのが最初に感じたところです。

「金メダルを取ってどうするのか?」 「何のためにとるのか?」 「何がしたいのか?」

そこが本人の中でもはっきりしていないことが原因のようでした。

そこをじっくり聞いていくと、彼の最終的な目標というのは

「自然環境や川の大事さをラフティングや講演を経て伝えていきたい」

ということだとわかったのです。

ほんやりとしていたものを言語化し、表面化させることで彼は変わりました。

金メダルというのは目的ではなく、目的はその向こうにある。

金メダルはその目的のための通過点なのだ。

と彼が認識したのはそれだけなのですが、どうやってキャプテンとしてチームをまとめていくか自分の中で軸ができたようなのです。

セッションは半年間続きましたが、池田さん率いる日本代表は2010年の世界大会で初優勝しました。

 
 
 
  

   日本人にしかできない「気づかい」の習慣 上田比呂志




    

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