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2013年3月25日 (月)

前世があって今がある 2

 
 

・・・・・・・・・・・・よく自分が悪いとか人が悪いとか、ああだこうだと云うけれど、それは自分が悪いんでも、人が悪いんでも、なんでもなくて、前生の因縁がそこに現れてきて、いろいろなことになっているのです。

恋愛事件でもそうだし、知り合いになってお金を貸して、それで損をしちゃうこともそうだし、商売でつっかえることもそうだし、だまされることもそうです。

みんな過去世の因縁がそこに現われて決算しているのです。

前生の借金をみんな返してゆくわけです。

たとえば前生で結婚は出来なかった、という人がありますね。

結婚が出来なくて 「ああ、あの人と結婚したいしたい」 と思って死にますね。

その人が今生に生まれてきて、やっぱりあの人と結婚出来ず、そしてAという人と結婚しちゃったとします。

ある時、その前生のあの人とパッとどこかで会うんです。

すると無性にこの前生の人のところへいきたくなったり、もらいたくなったりするんです。

すでに結婚しているのに、結婚している夫や妻以上にあの人が好きになったりして、それでいろんな痴情事件というのが起きます。

しかしそれはその人が悪いわけでも、向こうが悪いわけでもない。

夫が悪いわけでも、妻が悪いわけでもないんです。

ところがふつうの宗教ですと、夫が浮気をしたとします。

すると 「奥さんのサービスが悪い、それは奥さんが旦那さんにやさしくしないからだめなんです。あなたの心の影ですよ」 というくるわけです。

「あなたが悪いから旦那さんが浮気をする」 と云うんですね。

しかし、奥さんがとても立派で立派で、旦那さんに仕えて仕えて仕えていても、それでもなおかつ浮気をする旦那さんもいるんですよ。

もし 「奥さんのサービスが悪くて、奥さんが大事にしないから、いろいろ遊んだりするんだ」 というならば、奥さんが旦那さんをもっともっとひどい目に会わせていても、浮気もしないで、真面目に仕えている人もたくさんいます。

「それはどういうことなんだ」 と云うことになりますよ。

今生のその人だけのやり方が悪いんじゃなくて、過去世の因縁があって、たまたま夫以外に、前の世で知り合った人が現われてくる。

そうすると、向こうにもサービスしなきゃ悪いような気が、潜在意識的にあるんですね。

それでいろいろと事件が起こるんですよ。

だけどその事件そのものは、やっぱり消えてゆく姿なんです。



 

      
 「永遠のいのち」 五井昌久 白光出版




 

感想

ふつう自分たち家族を捨てて、お父さんやお母さんが他の人のところへ走ったら、子どもたちは捨てた親を憎みます。

そしてそのことで自分の心が苦しみ、苦労したとする。

当然、子は捨てた親を恨むと思います。

無理もないことです。

しかし、そんな話は自分だけではなく、案外多いことに気がつく。

人を恨んで生きることは、自分の首を絞めて生きているのと同じです。

いのちが生き生きとはしていないのです。

どういう風に自分の心にけじめをつければいいのか?

親の気持ちがわかるような年齢になれば赦せることもあるかもしれないが、赦せないかもしれない・・・・・・・。

私はやはり、前世というものがあって今生とは、前生の続きが肉体界で演じられていることを知ることが大切だと思うのです。

赦すとか赦せないとかの前に

お父さんやお母さんの過去世では、こんなことがあったんだ、そうだったんだということが客観的、大局的にわかれば

自ずと

「そうだったんだ」

「自分たちを捨てたとか、愛情がなかったからではなかったんだ」

「人間の性(さが)としてどうしようもなかったんだ」

「お父さん(お母さん)が悪かったわけでなかったんだ」(罪を憎んで人を憎まず)

という気持ちになることが大切だと思うのです。

人間とはどういう生き物なのか?

人間とはなんなのか?

その根本的なことがわからなければ

私たちは、感情のみで物事を判断することしかできないのです。

だから、人間の真理を描いた(ひもといた)著書を読むことはとても大切なことだと思うのです。

 

 

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