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2013年2月 2日 (土)

人間の誕生 2

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生まれるということは、実に不思議なことである。私がこの十一月の月に、日本の国土に男子として生まれてきたということの理由も意義も、その時は誰も判りはしない。

母親の体内に入る前に、何処にどうして何をしていたかも判りはしない。

誰も彼もそうである。

この人生は、こうした摩訶不思議な事態からはじまる。

草木が天地の恩恵によって生長し、花が自然に開くように、母親の体内で赤児自然に育ち、やがて生まれ、そして成長してゆく。

こうした不思議さを、一般の人はなんでもなくあたりまえに見過ごしてしまう。

赤児を母の胎内に宿し、そしてはぐくんでゆく原動力は一体何処から来ているのか、その赤児のいのちは、赤児以前には何処で何をしていたのだろう。

そうした疑問に蓬着すると、人間は黙さざるを得なくなる。

自力と もがく、その もがき がおかしなものになってくる。

自分で生きているのではない。

何か大きな力に生かされているのだ、と判ってくる。

そうして、どうしてもその大きな力(神)に謙虚にならざるを得なくなる。

その謙虚を根底にして

ああ、こうして生かされている いのち を無為に粗末につかってはいけない、と感じてくる。

生かされている いのち を、大切に有効に生かし切ってゆくことに真剣になりはじめる。

私もあなたもあの人も、みんな同じ大きな力(神)によって生かされているのだ。

お互いに生かし合い、生かされ合って神のみ心にお応えしなければならぬ、と思わずにはいられなくなってくる。

そこにお互いの生命を礼拝し、愛し合う人間の尊貴さが現われてくる。

人間のいのちは尊い。

人間の生活は尊い。

神の大生命をこの地上界に華咲かせ稔らせる人間の尊貴さ。

私はこの尊貴さを一人でも多くの人たちが認識して、生活して頂けることを祈って止まないものである。

    
            『大生命の絵巻』  五井昌久 白光出版



  

  

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