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2013年2月21日 (木)

心と魂はどう違うのか? 2

  

   心の中心に真理とつながる美しい 「核」 がある


 

私は、人間の心は多重構造をしていて、円心円状にいくつかの層をなしているものと考えています。

すなわち外側から

 

① 知性 ━ 後天的に身につけた知識や論理

② 感性 ━ 五感や感情などの精神作用をつかさどる心

③ 本能 ━ 肉体を維持するための欲望など

④ 魂   ━ 真我が現世での経験や業をまとったもの

⑤ 真我 ━ 心の中心にあって核をなすもの。真・善・美に満ちている

 

という順番で、重層構造をなしていると考えています。私たちは心の中心部に 「真我」 をもち、その周囲に 「魂」 をまとい、さらに魂の外側を本能が覆った状態でこの世に生まれてきます。

たとえば、生まれたての赤ん坊でも、おなかがすけば母乳を欲しがりますが、これは心の一番外側に位置する、本能(生命力)のなせる業です。

そして成長するにつれて、その本能の外側に感性(感情)を形成し、さらに知性を備えるようになっていきます。

つまり、人間が生まれ、成長していく過程で、心は中心から外側に向かってだんだん重層的になっていくわけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・

ここで肝要なのは、心の中心部をなす 「真我」 と 「魂」 です。

この二つはどう違うのか。

真我はヨガなどでもいわれていますが、文字通り中核をなす心の芯、真の意識のことです。

仏教でいう 「智慧」 のことで、ここに至る、つまり悟りを開くと、宇宙を貫くすべての真理がわかる。

仏や神の思いの投影、宇宙の意思のあらわれといってもよいものです。

仏教では、「山川草木悉皆(しっかい)成仏」、すなわちありとあらゆるものには仏性が宿っているという考え方をしますが、真我とはその仏性そのもの、宇宙を宇宙たらしめている叡智そのものです。

すべての物事の本質、万物の真理を意味してもいる。

それが私たちの心のまん中にも存在しているのです。

真我は仏性そのものであるがゆえにきわめて美しいものです。

それは愛と誠と調和に満ち、 真・善・美を兼ね備えている。

人間は真・善・美にあこがれずにはいられない存在ですが、それは、心のまん中にその真・善・美そのものを備えた、すばらしい真我(本心)があるからに他なりません。

あらかじめ心の中に備えられているものであるから、私たちはそれを求めてやまないのです。

      『生き方』 稲盛和夫 サンマーク出版

追伸

魂については明日、続きを書いていきます。

  

 

  

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