« 自分の天命は何なのか?を知る 1 | トップページ | 自分の天命(生き方)が何なのか?を知る 3 »

2013年2月15日 (金)

自分の天命は何なのか?を知る 2

 

  
イメージをして目的を達成させるにしても、そのイメージする力が弱ければ達成する可能性も低くなるのです。

だから毎日20の目標を書くというのは、何度も何度も心に刻印をすることになる、強くイメージすることになるのです。

すると何かヒントがあるとすぐに心が反応します。(アンテナを張っている状態)

この反応に素直(頭を空っぽにして)に従っていると

後は面白いように達成、成就に向かってベクトルは進んでいくのです。

これはまったく、果因説の考え方ですね。(詳しくは「果因説」 西園寺昌美さん著をご参照ください)

私は、目的を強く想う(イメージ)することの大切さを稲盛和夫著「生き方」を読んでわかりました。

本はほんとに、私に大切なことをたくさん教えてくれます。

人と人の触れ合いも大切ですが、私にとって本はかけがえのない存在なのです。

ここで稲盛さんが目標達成には、痛烈に想うことがいかに大切かを感じたというエピソードをご紹介します。

 

・・・・いいかえれば、その人の心の持ち方や求めるものが、そのままその人の人生を現実に形づくっていくのであり、したがって事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。

それもだれよりも強く、身が焦げるほどの熱意をもって、そうありたいと願望することが何より大切になってきます。

そのことを私が肌で知ったのは、もう40年以上も前、松下幸之助さんの講演を初めて聴いたときのことでした。

そこで松下さんは有名なダム式経営の話をされた。

ダムを持たない川というのは大雨が降れば大水が出て洪水を起こす一方、日照りが続けば枯れて水不足を生じてしまう。

だからダムをつくって水をため、天候や環境に左右されることなく水量をつねに一定にコントロールする。

それと同じように、経営も景気のよいときこそ、景気の悪いときに備えて蓄えをしておく、そういう余裕のある経営をすべきだという話をされたのです。

それを聞いて、何百人という中小の経営者が詰めかけた会場には不満の声がさざ波のように広がっていくのが、後方の席にいた私にはよくわかりました。

「なにを言っているのか、その余裕がないからこそ、みんな毎日汗水たらして悪戦苦闘をしているのではないか。余裕があったら、だれもこんな苦労はしない。我々が聞きたいのは、どうしたらそのダムがつくれるのかということであって、ダムの大切さについて今さらあらためて念を押されてもどうにもならない」

そんなつぶやきささやきが、あちこちで交わされているのです。

やがて講演が終わって質疑応答の時間になったとき

一人の男性が立ち、こう不満をぶつけました。

「ダム式経営ができれば、たしかに理想です。しかし現実にはそれができない。どうしたらそれができるのか、それを教えてくれないことには話にならないじゃないですか」

これに対し、松下さんはその温和な顔に苦笑を浮かべて、しばらく黙っておられました。

それからポツリと

「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけども、ダムをつくろうと思わなあきまへんなあ」

とつぶやかれたのです。

今度は会場に失笑が広がりました。

答になったとも思えない松下さんの言葉に、ほとんどの人は失望したようでした。

しかし私は失笑もしなければ失望もしませんでした。

それどころか、体に電流が走るような大きな衝撃を受けて、なかば茫然と顔色を失っていました。

松下さんのその言葉は、私にとても重要な真理をつきつけていると思えたからです。


   「生き方」 稲盛和夫 サンマーク出版



  

 

« 自分の天命は何なのか?を知る 1 | トップページ | 自分の天命(生き方)が何なのか?を知る 3 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/160971/49428061

この記事へのトラックバック一覧です: 自分の天命は何なのか?を知る 2:

« 自分の天命は何なのか?を知る 1 | トップページ | 自分の天命(生き方)が何なのか?を知る 3 »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ