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2013年1月29日 (火)

日本 (2)

      

              日本


                               西園寺由佳さん

今、海外で日本ブームが起きているそうです。

それは私たちが言う

“日本の型” “平和の発信” ということには直結しないかもしれませんが、

例えば、カリフォルニアでは禅寺がたくさん出来ているという話を聞きました。

すべての物事がスピーディーに動く今の時代、その先端で活躍している人ほど禅を学んでいると、ある教授が教えてくださいました。

いろいろな物に溢れ、時間に追われいる今の時代の人々はお金を払って、何もしてはいけない時間や食べてはいけない場所を求めて、瞑想合宿や断食合宿に申し込むのです。

そうまでしないと、そういう時間を自分自身に与えられないようなのです。

さまざまなものに追われてばかりいて、自由を持つ時間が限られてしまい、一分を争う時代に私たちは生きているのです。

また、ある知り合いからは、海外の大金持ち、特にその上位の人々は共通して日本文化に憧れるというお話も聞きました。

その人たちはまず初めに畳のお部屋を持ちたがる。

そして畳を持つとお茶室が欲しくなり、そして日本庭園、池、最終的には錦鯉、あるいは盆栽へと興味を示していくそうです。

その方曰く、地位も名声も富みも持った人が行き着くところは美である。

そして日本ほど美を深く追求した国民や文化はなく、成功した人々はそこに行き着くのだろう、と自然や物を本当の意味で “活かす” 文化が日本にはあるのだと思う、とその方はおっしゃっていました。

時間の活かし方、お金の活かし方、命の活かし方・・・・・・日本の文化にはそれらが自然と日常生活の中に含まれていたのかもしれません。

無駄がなく、日常の中に常に美を見出す、そういう振る舞いが日本人の私たちには流れているのだと最近改めて感じるようになりました。

そして日本人だからこそ生み出せる “平和の型” というものは、どういうところから生み出されるのか、

そこにはどのような意識が大切となるのかを考えると、やはり日本の歴史と文化が多くの答を示してくれているのだと思います。

これから日本から、そして私たち一人一人から発信される “平和の型” が未来を大きく変えていくのだと確信しています。

世界人類が平和でありますように

日本が平和でありますように



        
 「白光」誌 2月号より



  

 

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