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2012年8月15日 (水)

もっとも平凡な

  
  
  
朝起きたら顔を洗う。家の前をはいて水を打つ。

しごくあたりまえのこと。

ものをもらえばありがとう。 お世話になったらすいません。 とりちらかしたら、あとかたづけ。

別にむつかしい理屈も何もない。

犬や猫ならいざ知らず、人間としてなすべき、もっとも平凡な、もっともあたりまえのことである。

ところがこれに理屈がつく。 手前勝手な理屈がつくと、いつのまにやらあとかたづけ不要。

顔も洗わず水も打たず。 平凡なことが何やらむつかしいことになって、何をなすべきか右往左往。

そんなことが、きょうこのごろはあまりにも多すぎはしないか。

それもこれも、つまりは自分なりの都合のよい道を求めてのことであろうけれども、自他ともの真の繁栄への道は、本当はもっとも平凡なところにある。

みんなが納得するしごくあたりまえのところにある。

別にむつかしく考える必要はないのではないか。

もう一度考え直してみたい。

水が低くに流れるように、夏がすぎたら秋がくるように、自然の理にかえって、もう一度素直な心で考え直してみたい。



 
 

         「道をひらく」 松下幸之助 PHP



 

感想


そうなんですよね、動物と人間の違いとは、当り前のことが出来るのが人間なんですよね。

当り前のことができなければ、それは動物と同じ、あるいはそれ以下である。

そこまで言ってしまうと厳しいかもしれないけれど、当り前のことをやり続けることはなかなか難しいとも思うのです。

政治家の人だって最初は野心ばかりではなく、国を善くしようという志があったと思うのです。

しかし、きれいごとばかりを言ってられなくなって

いつの間にか、当り前のことが当たり前にできなくなってしまった。

この当り前と出来なくなった境目にはきっと葛藤があったと思うのです。

「どうしようか?」

自分の心の中の

正義が勝つか、悪魔が勝つか

ここで一回でも悪魔の方に傾いてしまうと

当り前でないことが当たり前になってしまう

そうなると自分の本心に正直に生きられなくなってしまうのです。

そして人に対しても

「それは間違っている」

と正々堂々と言えなくなってしまいます。(言ったとしても相手の心には響かない)


そんな風になってしまったのは

本(もと)を正せば

もっとも平凡な、もっともあたりまえのことをおろそかにしてしまったからなのです。

いま、お盆でけっこう考える時間ありますよね。

幸之助さんの言う、自然の理にかえって、もう一度素直な心で考え直してみたい・・・・・。



  

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