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2012年7月20日 (金)

好かれようとすれば誰からも好かれなくなる 2

   

人に慕われるのは自然な所作


私が三越の多摩センターという店舗に勤めていた時のことですが、当時はお店ができたばかりでしたので、開店時間前に来店するお客様もよくいらっしゃいました。

しかし、冬になると多摩の一帯はとても寒くなります。 せっかく来ていただいたお客様を外でお待たせするのは申し訳ないと思い、外気を遮断する扉と店内に入る扉の間のスペースに椅子を用意し、ストーブを焚くことにしてみたのです。

お客様にはそのスペースで従業員とおしゃべりをしてもらいながら、開店時間までお待ちいただきました。


些細なことでしたが、中にはこれを喜んでくださるお客様もいらっしゃって 「ああ、やってよかったなぁ」と思った経験があります。

気づかいというのは臨機応変なものです。

「寒いだろうなぁ」 「暑いだろうなぁ」 と自分の体験と結びつけたり、想像してあげたりすることでアクションの幅は広がります。

もちろん、それで人が喜ぶとは限りません。

でも私はそれでもいいと思うのです。

たとえば、石川遼君はインタビューの際の受け答えを見ているだけでも、あの年齢にしてものすごい礼儀正しさを感じます。

それはインタビューの時だけでなく、たとえば洗面所を使ったあとは周りをきれいに拭くなど、日頃の行いもしっかりしているのだそうです。

でもそれは、誰かに気に入られようとしてやっているわけではないと思います。

もはや自然の所作として身についたことで

「これをやったから何か見返りがほしい」 と、そんなことはおそらく考えていません。

しかし、きづかいの所作を続けていけば、必ず誰かが助けてくれます。

たとえば仲間を集めた飲み会の幹事でもやってみて、感じのいいお店を選んでみたらどうでしょうか?

友人がそれで楽しんでくれたら、嬉しくならないでしょうか?

自分の気づかいで喜ぶ人がいる、それを知るだけで気づかいのレベルは上がります。

好かれようとしなくても、慕ってくれる人が増えていきます。




  友だちに好かれようなどと思わず、友達から孤立しても

  いいと腹をきめて、自分をつらぬいていけば、

  ほんとうの意味でみんなに喜ばれる人間になれる



               岡本太郎 『自分の中に毒を持て』




 
いい顔をしようと無理をしていませんか?
見返りを求めていませんか?


  
  

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