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2012年6月29日 (金)

自分の問題は自分で解決すべきもの 3

  
     
欧米人は、自分自身であるべき個性、個人の自分というものを大切にしているのです。

さらけ出さないのです。

私たちは夫婦関係においても、すべて打ち明けていくのが本当の夫婦だと錯覚しております。

しかし夫婦だとしても自分自身の本質というものは決して相手に分かるわけがない。


ましてや自分自身でも分からない部分、自分でも自分のことがはっきりわからない部分があります。

そういう部分を、たとえ夫や妻や一番親しい人に打ち明けても本当に理解してもらえるわけがないのです。

すべてを信頼し、すべてを任せ切れる夫でさえ、自分の本質というものを分かってもらえるはずがないのです。

それを分かってもらえるだろう、分かってもらって当然だという考えから夫婦の不調和やトラブルや離婚問題が起こるのです。


要するに、一番根本の生き方は、自分で自分の問題を解決する、自分で自分の運命を決定する、ということです。

しかしそれが自分で出来ないので、自殺へ走ってしまうのです。

大人でさえ、酒にまかせて愚痴を言ったり、同僚にはけ口を求めたりして、心の悩みをどんどん吐き捨てることによって、心の負担を出来るだけ軽減させるようにもっていきます。

しかしそれは本当の解決策になっていないのです。

それは一種の逃げであって、自分で自分の問題に対して決断を下す強い心にならなければ、本当の解決を得ることは出来ないのです。

まして青少年はなおさらです。

 人生というもの、生きるとは何かを学んでゆく青少年たちを指導する教師や両親は、もっともっと自分を知らなければならないのです。

その子供たちに信頼されるべき人たちが、自分自身がいかなるものか分かっていない。

人間とはどういうものか、その根本が分からず、子供たちの相談に乗るから、子供たちは生きる自信を失い、本当にくだらないことで尊い命を失っていくのです。

受験の失敗、恋愛の失敗、いじめ・・・・など、自殺の原因はつまらないことです。

これは自分の命の尊さが分かっていないからです。

自分の命というものは宇宙全体を動かしている大生命の一部分であることが分かっていない。

自分がいなくなっても宇宙の運行は行なわれていると思っていますが、とんでもないことです。

自分というものは宇宙を動かし、大調和に向って進化せしめている存在の一部分であるのです。

それを子供たちに教えるために、両親や教師がもっともっと自分自身を知らなければいけないのです。

問題の解決というものは、自分自身の力によって為すべきもので、決して他人に頼るものでもなく、他人から教わるべきものでもなく、他人から命令されるものでもないのです。

もちろん分からない部分はトコトン突き詰めて質問し、議論してもよいのです。

あるいは、あらゆる宗教家、哲学者、心理学者、両親、先輩たちに聞いてもいいのです。

しかしその問題を理解し、自分なりの解決策を見出してゆくのは、あくまでも自分自身なのです。




       

        「教育の原点」 西園寺昌美 白光出版 




  

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