« 善かれと思って | トップページ | 怒りは脳の老化現象 »

2012年5月23日 (水)

しかも早く

   
ものごとを、ていねいに、念入りに、点検しつくしたうえにもさらに点検して、万全のスキなく仕上げるということは、これはいかなる場合も大事である。

小事をおろそかにして、大事はなしとげられない。

どんな小事にでも、いつも綿密にして念入りな心くばりが求められるのである。

しかし、ものごとを念入りにやったがために、それだけよけいに時間がかかったというのでは、これはほんとうに事を成したとはいえないであろう。

むかしの名人芸では、時は二の次、それよりも万全のスキなき仕上げを誇ったのである。

徳川時代の悠長な時代ならば、それも心のこもったものとして、人から喜ばれもしようが、今日は、時は金なりの時代である。

一刻一秒が尊いのである。

だから念入りな心くばりがあって、しかもそれが今までよりもさらに早くできるというのでなければ、ほんとうに事をなしたとはいえないし、またほんとうに人に喜ばれもしないのである。

早いけれども雑だというのもいけないし、ていねいだがおそいというのもいけない。

念入りに、しかも早くというのが、今日の名人芸なのである。



 
  
        「道をひらく」 松下幸之助 PHP出版








   
感想

私は雑なところがあって、一度やったことを見直すということを怠ったことがありました。

当然、見落としがあって、後で慌てることになります。

ちょっとの点検という作業をすれば、完全になって自分でも自信を持って

「大丈夫だ、間違いない」

といえるのに

今思えば、なぜ、あんなにいい加減だったんだろう?と恥ずかしくなります。

早くて念入り・・・これは仕事に限らず、とても大切なことだと思うのです。

それは自分は急いでいなくても、相手の人はほとんどの場合、

「早くしてくれ!」と思っているからです。

メールを返すのも、早ければ早いほど喜ばれます。

それは、相手の人が早く返ってくることで次のことが出来るようになるからです。

心の整理が出来るんですね。

一つかたずけものが終わる。

どうしても早くできないときはしかたがないけれど

出来るだけ早くすることが相手にとっても自分にとっても

善いことは確かなようです。



  


« 善かれと思って | トップページ | 怒りは脳の老化現象 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/160971/45382787

この記事へのトラックバック一覧です: しかも早く:

« 善かれと思って | トップページ | 怒りは脳の老化現象 »

最近のトラックバック

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ