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2011年12月 1日 (木)

人は感動したときに幸せを感じるものなのです。

  

  
私はノンフェクション(真実)の感動する話を聞いたときに魂が震えるような気持ちになります。

これが幸せ感だと思うのですが、それはどういう内容なのかと申しますと利害関係を超えた人類愛や肉体人間の常識を超えた奇蹟の出来事などです。

そこには人間の素晴らしさ、神性が現われているから・・・

「人間って凄いなぁ、素晴らしいなぁ、神そのものだなぁ、捨てたものではないなぁ」

と希望が湧いてくるんですよね。わーい(嬉しい顔)

では、私が感動したノンフェクション(真実)の話、白光誌の中から抜粋します。







永田勝太郎博士と鎌田實博士との対談から



鎌田 僕は最近 『アハメドくんのいのちのリレー』という絵本を出しました。

どんな話かというと、六年前に12歳のパレスチナの少年がイスラエル兵に撃ち殺された。

ところがその後、兵士に殺された息子の臓器を、敵国の心筋症の子供を救うためにそのお父さんが差し出したんですね。

僕は去年現地へ行って、そのお父さんに直接聞いてみたんです。

「何十年間も憎み合ってきた民族同士で、しかもあなたは大切なお子様の命を奪われた。それなのに、なぜそんなことができるんですか」。

するとこんな答が返ってきたんです。

「海で溺れている人がいたら、泳げる人間は飛び込むだろう。その前に溺れている人の国籍や宗教は何かなんて聞かないだろう」と。


永田  それをさらりと言えるのが、また凄いですね。




この下りに、私は感動を覚えた。

人は、高い意識が現われた真実(ノンフェクション)の本を読むことにより、知らないうちに理屈を超えて感動できるものなのである。

真理の本ばかりでは、難解でなかなか心の中に浸透しにくいが、そうした真理の本や哲学書、倫理や道徳の本と同時に、ノンフェクションの本をひもといてゆくと、自然に心が開けてきて、ついに崇高な真理が魂に響いてくるものである。

真理の本のみでは、知性で理解できても、感情的になかなか受容しにくいものである。


同じく永田博士と鎌田博士の対談からもう一つ、V・Eフランクル博士の素晴らしい果因説(かいんせつ)の生き方を示した実話を、皆様方とシェアしたいと思う。


ドイツのナチス政権下に生きたフランクリン博士は、家族と共にアウシュビッツ収容所に連れてゆかれたという。

そこで愛する妻と子どもたちと両親は、ガス室に連行され、あるいは飢餓で命を失ったが、彼はどんな過酷で悲惨な状況に置かれても、決して生きることをあきらめることなく、常に希望を失わなかった。


・・・・・


またアウシュビッツでチフスに罹った先生は高熱を発しました。

本人は医者だから自分の予後(よご)が分かる。

今夜寝てしまったら、私は明日の朝、死体になっているだろう、 と。

だから自分の脚をつねりながら、眠らないようにしていたというんです。

 一方、頭の中では何を考えていたかというと、自分は米軍に救出されてウィーンへ帰る。

そして『一精神医学者の収容所体験』という本を書き上げ、それが世界的なベストセラーになってカーネギーホールに呼ばれると考えた。

そのホールを埋め尽くす聴衆を前に講演を終え、大喝采を受けている自分の姿を想像していたというんです(笑)。


今夜死ぬかもしれないという、その最中にですよ。

・・・・・・




その後、彼はどうなったか。

彼はついにアウシュビッツを出て、自分の果因説の通りに生き抜いたのである。

人間は自分が思い描いたり、計画していることは、本来、何でも実現、成就できるものである。

ただし自分自身で疑わなくばのことであるが・・・・・。

人はみな、常に自らの思考想念をある明確なる目的達成のために注ぎ、自らの生命エネルギーを使用すべきなのである。

枝葉の諸々の想いに把われたり、苦悩や哀楽に執着したりして、無駄なエネルギーを使用すべきではない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



  白光誌 12月号より 西園寺昌美




  


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