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2011年12月29日 (木)

絆は強過ぎたら鎖になる 2

 

  
今年を象徴する漢字が 「絆」 に決まった。

震災を経て、家族の絆を再確認した年でもある。

テレビや新聞で見聞きした家族の話に何度涙したか。これらの話は例が少ないからこそ美談になる。

ただでさえ危機的状況なのに、悪い話なんてとんでもない。

だけど強い絆は鎖にもなりうるのだ。

『タフラブという快刀』(信田さよ子著)は親子、夫婦といった家族関係に横たわる問題を浮上させる。

臨床心理士の著者は 「親子がこじれるのは当たり前」と指摘する。子どものことを我ことのように思う親は、実のところ親が子どもの中に入り込んで一体化しているともいえる。

自立を阻まれた子どもはやがて反発する。

いつだったか先輩俳優が

「我慢するのがうまくいくコツだよ」 と家庭円満の秘訣を語っていた。

それは家族間だけではなく、あらゆる人間関係にもいえる。

多少の我慢は必要としても、過度に耐えるのはよくない。

耐えて心を疲弊させすぎると、人生の質を自ら低下させてしまうからだ。

「タフラブ」とは手放す愛、見守る愛を指す。

タフラブという快刀を持ち、過剰な絆を切断するには、大変な勇気が必要だろう。

でも他者の目を気にする事などない。

それはお互いを自由にする愛の行動なのだから
 



 


 女優 中江 有里 さん(12月28日、日経新聞夕刊、読書日記より)



   



  

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