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2010年11月 7日 (日)

天職とは? 4

  
  
  
 * 不満を言うより学ぶ


どんな場面に自分が置かれても、学ぶものはたくさんあります。不平不満を言って、相手のミスを批判するばかりでは、学ぶものは少ない。

それでは、同じ時間、同じ職場に勤めているのに、もったいないではありませんか。

ネガティブに時間を使い、ネガティブに意識を使い、ネガティブにエネルギーを使っていると、ネガティブな自分になっていきます。

どんな場を与えられても、それを自分の学びの場として、全力を尽くしていてこそ、本当の働きが出来、本当の自分に合った、天職が見つかるのです。

だから有名になりたいなどと最初は思っていても、自分がいま働いている場で一生懸命学んでいたら、それが天職であったと気づくのです。

農業をしていて、稲が育っていく。台風が来て、倒れないようにと愛をもって祈る。その稲が実った時、ああ、有難う。台風にもめげず、よく育ってくれた。

ああ、私は農業が天職だと、気づく。自分の意識が結果に表われてくる。

本当に一生懸命、人に対し一生懸命尽せば、結果は自分に返ってくる。

植物に尽せば植物から、動物に尽せば動物から、自然現象に尽せばあらゆる災害に引き込まれないで済むのです。

意識の問題です。祈りでも百万べんやることに意味があるのではありません。

一回でも雑念を払い、自分を見つめて行なう。そうすれば、祈りが奇跡を起こす。自分の意識が奇跡を起こすのです。自分の意識が天職を引きつけるのです。



 

 

 * 必要とされる人になる

 

私の好きな言葉は 「不可能はない」 です。不可能を不可能にしているのは自分の心で制限しているからです。

パラリンピックでハンディキャップのある人たちが、一本の足でも、あるいは手がなくても、素晴らしい技を競い合っています。

あるいは、絵画の世界でも、両手が使えないために、口で美しい絵を描いている人がいます。

一本の線を真っすぐ描くのに必ずブルブル震え、こっちいったり、あっちいったり。

でも、あきらめない。そうするとだんだん力を抜いて、意識がだんだん集中していく。

だんだんコツがわかっていく。そして、いつの間にかスッと一本の線が引ける。

花なら花びらをよく観察する。どこでどうなっているか、意識して観察する。

「ああ、花が咲いているわ」と思って通り過ぎていては、ある日突然、花を描こうと思っても描けません。

「ああ、ちっちゃなタンポポ、ああ、命だ。素晴らしい、ああ、美しい花びら」と思った時に、その姿が目に焼きついてるからこそ、一つの花びらをきれいに描くことが出来るのです。

すべて一瞬一瞬、置かれている場は自分の学びの場なのです。

いい加減に通り過ぎたらそのままで終わってしまう。

学ばないで、努力しないで、勉強しないで、技術も磨かないでそれで生きていこうというのはあり得ない。

来生はもっと惨めな生活になってしまいます。

職業には、貴賎はありません。どんな職業も必要とされるから、その職業が生まれたのです。

キャビンアテンダントという職業は、百年前はありませんでした。今までコンピューターのオペレーターも、プログラマーもありませんでした。

ですから、何が必要とされているかによって、職業も増えていきます。

どんな職業に就いても、必要とされる人間になりましょう。

子どもに必要とされる母親に、妻に必要とされる夫に、社会に必要とされる人間に、人類が必要とする人間になりましょう。

そして、自立する。 自分の足で立つのです。

親は、自分の子どもに財産を残そうと思ってはいけません。財産を残せば、子どもはそれだけ努力しなくなります。

いつまでたっても自立できません。

五井先生はおっしゃいました。

「自分の財産は、死ぬまで自分で持っていなさい」と。

子どもが「いま倒産しそうなんだ。お母さん何とかして」と言ってきたら、「あなたの力量でやりなさい」と言うのです。

「潰したってかまわない。小さなアパートに住んで、日々食べてゆくぐらいは稼いでいかれるでしょう」と。


                   つづく





   

           「人生はよくなる」 西園寺昌美 白光出版





  

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