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2010年10月22日 (金)

生命の素直な流れを邪魔するものの続き

  

  
  
頂き直した生活を

 

要するに、肉体的な自我欲望を、自分自身の真実の主張と思って行為したことは、常にこの世界に争いの種を蒔くことになり、しかも自分自身も心快い生活ができない、ということになります。


何故こうなるかと申しますと、人間の本質は、神の大生命の中において軌を同じくした兄弟姉妹的な生命体でありますのに、その生命を分けあったその本質的な在り方を、少しも考えずに、肉体という一個の形だけを人間を自己と想い違いして、その肉体生活だけを守ろうとする想念を真の自我と思いこんでいる大きな誤りがあるからです。


ですから、いつまでたっても、どんな政治政策ができても、真実人々を安心立命させる政治はできないのであります。


そこで聖賢方は、肉体の自我を助長させるような学問知識を小智才覚(しょうちさいかく)というのです。


小智才覚的な自我の発揮というものは、常に、この世を乱し、自らをも損なってゆくのでありまして、神の大智慧大能力の法則に合致してゆくことがないのです。


人間は考えずにはおられない生物です。


人間が他の動物と違うところは、理想をもち考え計画してゆくということであります。


しかし、この考えというものは、常に人類全般の幸福ということと結びついていなければならないのです。


そこで、学問知識を身につけるのは結構なことなのでありますが、人間が神からきているものであるということと、人間はみな生命における兄弟姉妹なのである、という大きな愛の気持ちを根底にしていないと、その学問知識がかえって自己及び人類の進化を遅らせてしまうようになりかねないのです。


そういうわけで、一度小智才覚というより、自己の頭脳知識体験として蓄積されているものを、神のみ心の中にお還えしして、改めて出て来る智慧によって事を運んでいったらよいというのです。


それをやさしい空即是色(くうそくぜしき)の在り方というのです。


一度神のみ心の中で選り分けて頂いて還ってきた智慧能力は、必ず自己を含めた人類の為、兄弟姉妹の為になる智慧能力であり想念行為となるのであります。

真宗ではこの方法を南無阿弥陀仏一念で、如来様からすべてを頂き直す、というのです。

妙好人たちは、みな如来様からすべてを頂き直して生活をし、知らないうちに、多くの人々の模範となる人格者となっていたわけです。

私共は、それを、消えてゆく姿で世界平和の祈りと教えているのであります。

人間の行為の神のみ心に叶うか叶わぬかは、その行為が、自己の肉体生活の欲望の満足のためだけのものか、少しでも他の人への好影響があったか、社会人類の為になったか、ということでありまして、自分の欲望の満足を遂げるために、他の損害を顧みないなどということは悪い行為であることは今更いうまでもありますまい。


中共の青少年たちが、異口同音に、国の為人民の為に働くことによって、自分は満足だ、といっているのを聞くと、教育というのはたいしたものだなあ、と思いますが、国の為というのをもう一歩広げて、人類の真実の平和の為、大宇宙の調和の為、というところまで進んでこないと、国の為に一戦も辞さぬ、という形になってきて戦争の危機をまねくことにもなります。


国の為であれ、誰の為であれ、他に対して恨み心や、殺傷意識をもつことは、その想いそのものが神のみ心に反し、国を損ない自己をも損なう心でありますから、正義の為といってもそれは業(カルマ)の波のさせるわざであって、神仏の喜び給うところではありません。


私共はただひたすら、人類の完全平和を瞬々刻々祈りつつ、自己の心に深い慈愛の想いを常にたたえている人間になってゆくことのみに重点を置いて生きてゆきたいものです。




                 おしまい







  
  


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