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2006年11月10日 (金)

こころの玉手箱

私が人に感動するときはその人の純粋さに触れたときです。
ピュアな人は感動という音楽を奏でることができます。またまた日経からの抜粋です。


「あなたが他の人々の幸福のために働けば、あなた自身に永遠の幸せが保障されるだろう」チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞受賞者のダライラマ14世にお会いした1998年春、短冊に書いていただいた言葉だ。額に入れて、ベットの上に飾っている。
この言葉は政治や宗教を超え、僕の心に深く染み入った。自分のためではなく、人々の幸福のために働く。プロの演奏家としては常にそうありたいものだ。中略・・・チベットへの旅で、僕の人生観は変わった。アフリカの自然もダイナミックだが、チベットの自然は極めて過酷だ。山越え、谷越えを繰り返しても、荒涼とした山が立ちはだかる。昼は暑いくらいなのに、夜は零下30度。土砂降りに遭い、空気は薄くなり、生死の境を意識する。そんな過酷な環境に身を置くと、自分は生かされているといったことをしみじみと感じる。自然と涙がこぼれてきてしまうのだ。登山家の体験談などを読むと、神を感じたといった話が異口同音に書かれているが、分かる気がする。ステージで聴衆に接する気持ちも変わった。僕のために貴重な時間を割いて来てくださっている。そう思っただけでまた涙が出てくる。お客さんの一人ひとりの心にタッチしたい。温かい手拍子が生む一体感の中で、僕は生かされている喜びをかみしめる。「永遠の幸せ」とはこの瞬間のことかもしれない。
                      サックス奏者 渡辺貞夫

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